メールサーバの構築
メールの送受信に必要な設定などです。

4−1.sendmailの設定
とりあえずIPv6の無効化とホスト名を含まないドメインのみで受信できる設定にしておく。
まずは標準のマクロの設定ファイルの雛形をコピーする。
elis# cd /etc/mail
elis# make
IPv6は使わないのでコメントアウトする。
/etc/mail/elis.yoriko.info.sendmail.mc
dnl DAEMON_OPTIONS(`Name=IPv6, Family=inet6, Modifiers=O')
設定ファイルをcfに適用する。
elis# make install
設定しなければならないファイルは、accessとvirtusertableとlocal-host-namesだが、
スパムのリレーにされないようにaccessだけはちゃんと設定しておくこと。
設定が終わったら設定値のハッシュ化をしておかないと有効にならないので注意。
elis# make maps
ついでにaliasesを編集して反映させておく。
elis# newaliases
rc.confに記述がないとローカルの配送しかしてくれないので記述を追加。
/etc/rc.conf
sendmail_enable="YES"
何故かmakeで再起動できる。
elis# make restart
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4−2.qpopperのインストール
メールが受信できてもPOP3が使えないと困るので、当然入れます。
今回はAPOPを使いたいので設定画面で設定を、と思ったら最初からチェック入ってる。
sambaより先に入れると依存関係でlibiconvが入ってしまうので注意。
elis# cd /usr/ports/mail/qpopper
elis# make install
後は/etc/inetd.confのコメントアウトを外すだけで済むと思ったら、
popperの部分をqpopperに変更する必要ありなので注意。
packageから導入した場合はそのままで大丈夫なのに…。
/etc/inetd.conf
pop3	stream	tcp	nowait	root	/usr/local/libexec/qpopper	qpopper -s
inetdにHUPシグナルを送る。
elis# skill -HUP inetd
APOPのパスワード設定はこう。
elis# qpopauth -init
elis# qpopauth -user foo
最初のinitはパスワードの保存先を生成するだけなので1回実行すれば以降は不要。
もちろんfooは実際のユーザ名に置き換えること。
この設定をすると通常のPOPではアクセスできなくなるので注意。
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4−3.imapdのインストール
Webメーラーいれる為には必要だからと、普段使わないimapdを導入する。
デフォルトでSSLが有効になってるがいらないので外す。
elis# cd /usr/ports/mail/imap-uw
elis# make install
inetd.confのimap4をコメントアウトを外す。
/etc/inetd.conf
imap4	stream	tcp	nowait	root	/usr/local/libexec/imapd	imapd
inetdにHUPシグナルを送る。
elis# skill -HUP inetd
どうやらデフォルトだとプレーンテキストの認証が通らないようになっているので、
CRAM-MD5認証を使うことにする。
elis# touch /etc/cram-md5.pwd
elis# chmod 600 /etc/cram-md5.pwd
cram-md5.pwdの中身はタブ区切りでユーザIDとパスワードを並べておけばいいらしい。
/etc/cram-md5.pwd
foo     password
こんな感じ。タブは2度入力してはダメだとか。
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